水の力を信じて 体の中から綺麗に

体重を30で割った数字が
一日に必要な水の摂取量と言われています

分かりやすく説明すると
平均的な大人の体重は
60㎏なので30で割ると２

つまり1日に必要な水の量は
なんと2リットルになるのです

仕事中、コーヒーをたくさん飲んで
仕事帰りには1杯ひっかけているから
それぐらいの水分は取っているよな
という方は要注意です

コーヒーには利尿作用があり
アルコールによる二日酔いは
脱水症状の原因であったりします

品質の良い水分を取るって
体の中の水分調整をすることが大事なのです

よく言われる軟水と硬水
一体何が違うのでしょうか

一部のサイトでは
ミネラルウォーターの区別を
マグネシウムなどが含まれた硬水
としているサイトがありますがこれは間違いです

軟水、硬水の違いは
WHO（世界保健機関）が定める硬度の違いで付けられており
お水１Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量が
硬度120mg未満が軟水
120mg以上が硬水
とされています
軟水の中のクリスタルカイザーなどには
微量ミネラルとしてバナジウムが含まれており
これが血糖値を下げる効果があると注目されています

軟水：カルシウムやマグネシウムをあまり含まない水
硬水：カルシウムやマグネシウムを多く含む水

これは雨水が土にしみ込んだ後
石灰岩の多く含まれる地層を長い時間かけて
通過したかしていないかで
水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が
変わってくるからです

日本の多くの湧水は軟水ですが
これは土地が狭く
雨水がしみ込んでから
流れ出すまでの時間が非常に短いためです

どちらがよいとは言えません
日本人の場合
普段飲んでいるお水は
軟水です

そのためマグネシウムが多く含まれる硬水をいきなり飲むと
胃腸が刺激されてお腹を壊す場合があります
硬水を飲む場合には
軟水で割るなどして
濃度を調整してすこしづつ慣らしていくのがよいでしょう

どちらも効果はそれぞれなので
自分の体調に合わせて飲むのが良いのですが
軟水は体に吸収されやすいと言われているようです

また髪を洗う時には
硬水の場合カルシウムやマグネシウムの影響で
肌がつっぱったり
髪がゴワつく原因になります
日本は軟水なのでこういったことに気を使わなくよいのでいいですね。

軟水の効果：
体への吸収が早い
マグネシウムなどが少なく胃腸に負担がかからない
老廃物の排出を促してくれる
角質をほぐして柔らかくするので美肌効果が高い
お米などへも吸収が速くふっくら炊ける
無味無臭のため素材の味を引き出す日本料理にぴったり

硬水の効果：
豊富に含まれるカルシウムが脂肪の吸収を抑制してダイエット効果がある
豊富に含まれるマグネシウムが胃腸を刺激し便を柔らかくして便秘が解消される
長い時間をかけて地中を通過してきたものが多くミネラルが豊富

いくら水が体によいといっても
一度に多くの水を取ることは危険です

ボクサーの減量方法に水を大量に飲む
というものがありますが
これは脱水症状との危険の隣り合わせです
大量に水を飲むと利尿作用が強くなり
なんどもトイレに行きます
試合が近くなると水を飲むことをやめますが
それでも体は利尿作用を覚えているので
おしっこだけは出続けるのです
これによってボクサーは最後の一滴まで
水を体から締め出して減量を行います
しかしこれはトレーナーがついて
体調管理をしているからできること
それも計量という一回のために行っていることなので
日ごろから行っている訳ではありません
失敗すれば体調は悪くなり
体の動きは遅くなり敗戦となります

私たち一般人は
体の中から体調を整えて
健康になる水の飲み方を心がけましょう

正しい水の飲み方
一日に必要な水の量は約2リットルですから
これをコップ1杯（150～250ｍｌ）に分けて
5～6回飲むように心がけましょう

朝の1杯
朝起きたときは寝ているときに汗をかいているので
体も水分を欲しています
起きたらまず１杯
これを習慣にしましょう