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目次

水虫の原因 白癬菌

水虫の原因は白癬菌というカビの一種です
実は白癬菌は体中の至る所に住んでいる
常在菌の一種なのです

垢と呼ばれている角質層ですが
垢となって剥がれ落ちる際に
白癬菌も一緒に剥がれ落ちていくのが普通です
乾燥した肌についても
通常は洗い流せば流れていきますし
自然に落ちていく場合もあります

しかしカビの一種なので
高温多湿を好み
温度15℃以上、湿度70%以上となると
活発に繁殖をして増殖していきます

ここまで説明するとあれ
この環境、体の中で思い浮かぶ場所がありますね
そうです
足、特に靴を履いているときの環境なのです

足は体の中でも最も汗を掻く場所で
1日にコップ1杯もの汗を掻くと言われています
そして日中靴を履いたままだと
湿度は95%にも達します
靴の中は白癬菌が最も増殖しやすい環境なのです

白癬菌のエサはケラチン

白癬菌は
皮膚の最外層の角質の成分である
ケラチンを栄養として繁殖します
そのためいったん角質層に寄生すると
なかなか退治するのはむつかしいのです

角質層をよく知ろう

皮膚は3層の構造になっています

一番表から順番に説明すると
表皮 文字通り一番外を覆っている皮膚
真皮 皮膚の形や弾力を保つ働き
皮下組織 肌に栄養を運んだり老廃物を排出する働き

肌のターンオーバー 新陳代謝
28日毎のサイクルで
表皮は新しく生まれ変わっています
古い表皮が皮膚の表面に押し出されて
垢になって剥がれ落ちています
この剥がれ落ちる前の古い表皮のことを
角質と呼んでいます

この角質の中には白癬菌の大好物
ケラチンが多く含まれていますが
白癬菌は付着しただけでは
繁殖しません
傷ついた角質から奥へと入り込んで
増殖した白癬菌が水虫の原因となるのです
角質ケアも水虫予防に欠かせない要素のひとつです

水虫がかゆいのはなぜ?

かゆみ
水虫の初期症状としてでてくるのはかゆみ
でも実は水虫の原因である白癬菌自体が
かゆくなる原因ではないのです

かゆみの原因は
私たちの免疫細胞が
白癬菌と闘うときの免疫機能によって
アレルギー症状が出るために起こります

皮がむける
皮がむけるのはかゆみで
掻きむしってしまうことも原因ですが
実は白癬菌を体外へ出そうとしている
私たちの免疫機能の現れでもあります

皮膚の基底層にある
ランゲルハンス細胞という免疫機能が
白癬菌を見つけると
リンパ球は
表皮の細胞分裂を促す
サイトカインという化学物質を作り出して
表皮のターンオーバー(新陳代謝)を早め
白癬菌を体の外に追い出そうとします
新陳代謝が活発になる
つまり皮がむけるのはこのためです

水ぶくれ
サイトカインが呼び寄せた白血球は
白癬菌との戦いに敗れると
タンパク質融解酵素をだします
これが水疱や膿疱の原因です

これが水虫症状の信号だ

趾間型(しかんがた)
足の指の間が初めは赤くなり
やがて白くふやけてくると皮がむけ始めます
症状としてはむずがゆくなるため
白くふやけた皮をむしってしまうと
液が出てジュクジュクとしてしまいます

角質増殖型
足の裏やかかとの部分の表面が
ざらざらしてきて皮がむけてきます
角質は厚くなり粉を吹いたような感じです
かゆみなどの自覚症状はないので
気が付かないケースも

小水疱型
足の裏や縁に小水疱や膿泡ができます
これは白血球が白癬菌と戦っている証拠で
体の免疫機能によるアレルギーで
強いかゆみがでてきます
水泡は通常2~3ミリ程度です

爪水虫

こんな爪になったら爪水虫です
●爪が厚くにごっている
●爪の表面が崩れてボロボロで筋がある

水虫予防の原則

足をよく洗う
当たり前のことですが
まず足を綺麗に保つ
これが一番大事です

通気性の良い靴を交互に履く
これも足の対策で紹介していますが
足は1日コップ一杯の汗を掻くと言われています
同じ靴を何度も履かず
履いた後はしっかりと乾燥させるなど
靴のお手入れをしっかりとしましょう

足の臭いのページでは
足の洗い方や靴の殺菌方法も紹介しているので参考に

気になる足の臭いをなんとかしたい
気になる足の臭いをなんとかしたい
そもそも足の臭いの原因ってなに? その答えはずばり菌です
菌といっても様々ですが
足そのものにあ…

足をよく乾燥させる
高温多湿が大好きな白癬菌
足を乾燥させることが大事です
仕事の時は仕方がないとしても
会社ではサンダルに履き替える
休みの日には素足にサンダルで
足に湿気を籠らせない
これが大事です

靴下
抗菌靴下など
殺菌性のある靴下を
毎日きちんと取り換える
清潔で白癬菌の増殖しない工夫が必要です

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